防衛省によりますと1日午後8時ごろ、中国海軍の空母「遼寧」など合わせて6隻が、小笠原諸島の沖ノ鳥島の南西およそ1520キロの太平洋を航行しているのを海上自衛隊が確認しました。
「遼寧」は9月18日に沖縄県の与那国島と西表島の間の日本の接続水域内を航行したあと、1日にかけて太平洋で航行を続け、この間、戦闘機やヘリコプターの発着が合わせておよそ630回確認されたということです。
また、別の艦艇から洋上で補給を受けたのも確認されたということです。
「遼寧」などは2日にかけてフィリピン沖を南下したということで、南シナ海に向かったとみられています。
防衛省は中国が遠方の海域で、空母などの運用能力を高めようとしているとみて、警戒と監視を続けています。